杉程次郎(すぎていじろう)/杉宜徳(すぎぎとく)     明治11年12月29日〜昭和8年3月3日(1878-1933)

    官僚・早稲田大学教授。幼名、程次郎のち宜徳。字、程郷。父、杉清次郎(二男)。愛媛県生まれ東京出身。明治12年(1879)父に従い東京に出る。明治37年(1904)東京大学正治学科卒業し大蔵省出仕。仙台税務監督局事務官。札幌税務監督局長。大蔵書記官。理財局庶務課長。長野専売局参事。この時期、大正11年(1922)8月4日の「中外商業新報」による物価問題に関するアンケートの対象となった名士の一人として答えている。欧米視察後、大正12年(1923)東京地方専売局長。大正15年(1926)辞官。早稲田大学・中央大学・専修大学各講師および教授。寿屋顧問。従四位勲四等。56歳。著書:「経済学貨幣論」、「銀行論」、「最新貨幣論全」、「最近貨幣論」、「最新経済学」。

墓は、全生庵墓地(谷中5-4-7)。山岡鉄舟墓前通路右側。正面「杉家之墓」。「聖道院殿準嶽義程居士」。碑あり。