宮内大丞・子爵・公卿。父、阿野実充(3男)。阿野公誠の孫。東京神田出身。明治20年(1887)襲爵(子爵)。大正3年(1914)十五銀行入行。日本橋支店勤務・本店業務部副長・主事監理課長・取締兼業務部長を経て、常務取締役となる。のち、陸軍主計少尉・蓬莱殖産常務・園池製作所・第一信託・藤永田造船所各取締役。帝国倉庫運輸監査。全国地方銀行協会常任理事。従三位。戦死。58歳。夫人の国子は、子爵加納久朗の妹。長男は阿野季房(すえふさ:明治41年〜昭和19年8月21日戦死、36歳)。