長安寺(ちょうあんじ)     創建:寛文9年(1669)

場所: 台東区谷中5-2-22
アクセス: JR日暮里駅谷中口下車。御殿坂を上がり、50m程にある小さい交差点を左に入る。約250m右側。

     大道山長安寺。臨済宗妙心寺派。妙心寺末。開基:老山和尚。8代翠厳のときに現在の本堂を再建。板碑(台東区有形文化財))と狩野芳崖墓(台東区史跡)があり、門前に説明板がある。また、十六羅漢像や谷中七福神の”寿老人”が安置されていて観光客も絶えずおとずれる。このため、境内へは、ご住職のご配慮で、自由に散策させて頂ける。

※ 板碑(いたび): 供養塔の一種で、石製の塔婆。石板に梵字・被供養者名・供養日付・供養内容を刻んだ構造となっている。頭部に二条線が刻まれている。鎌倉時代・室町時代に作られてものが多く、長安寺には、鎌倉時代の板碑3基・室町時代の板碑1基がある。開基より400年も前であることから、長安寺開基以前に真言宗の寺があったと伝えられるので、そのころの板碑と思われる。

下記のお墓がある。

日本画家狩野芳崖