池田真次郎(いけだしんじろう) 明治43年〜昭和56年5月26日(1910-1981)
トキ博士・官僚・男爵。父、池田秀男(二男)。祖父、池田謙斎。昭和5年(1930)襲爵。昭和10年(1935)鷹司研究所に入り、陸軍糧秣廠嘱託。復員後は農水省に入り、昭和46年(1971)林業試験場鳥獣科長。退職後は、世界野性生物基金(WWF)日本委員会常任理事。この間トキの保護に尽力、また人工増殖を提言。昭和55年12月から翌年1月にかけ、佐渡に残る5羽全部を捕獲、世界で初めて餌付をしている中で没す。70歳。著書:「日本の野鳥―鳥の生態とハンターガイド」、「野生鳥獣と人間生活―自然保護施策の理論と実際」、「日本列島鳥と獣」など多数。