狩野休伯長信(かのうきゅうはくながのぶ)・初代 天正5年〜承応3年10月18日(1577-1654)
日本画家。御徒町狩野家初代。名、長信。号、休伯。幼名、源七郎のち左衛門。父、狩野松栄直信(5男)。京都出身。狩野永徳の弟。絵を父に学ぶが没後は兄永徳に学ぶ。2代狩野休伯昌信(きゅうはくまさのぶ)も休伯のため、長信を古休伯と呼ぶ。駿府の徳川家に仕え、剃髪して法橋に叙せられる。狩野家と江戸幕府との関係をつくった。作品:「風俗図」、「屏風花下遊宴図」など。「淨厳院殿前法橋休伯日如大居士」。
狩野休伯昌信(かのうきゅうはくまさのぶ)・2代 元和7年〜元禄元10月15日(1621-1688)
日本画家。御徒町狩野家2代。名、昌信。号、休伯。通称、左衛門。父、初代狩野休伯長信(長男)。絵は父に学ぶ。3代将軍家光の御小姓を務める。法橋に叙せられる。68歳。「淨相院殿昌信日理居士」。
※ 3代は、狩野休碩友信・4代〜7代は、狩野玉燕季信・狩野玉栄在信・狩野休伯満信・狩野玉円永信
墓は、信行寺(谷中1-5-7)。本堂左横通路を行き、墓地通路の左から2番目の通路の左側。