川口関之助(かわぐちせきのすけ)     嘉永5年6月〜昭和15年3月26日(1853-1940)

    明治大正期の相場師。三重県津市萬町出身。明治11年(1878)上京して米穀仲買業を始める。屋号は、合印(あわせじるし)。明治32年(1899)病気をして一時帰郷するが、主に蛎殻町で活躍する。売りと買いを自由に繰り出す「ドテン売買の名手」として知られる。変幻自在に大玉を動かし、”ニンベン将軍”や”松村辰次”に次ぐ大手で、売買高ランキングは常に上位を占めた。88歳。長男に川口佐一郎がいる。

※ 「相場師秘聞 波瀾曲折の生涯」に登場する。

墓は、天王寺墓地。甲9号18側横を入り、突き当りの神原護国墓の左隣り。正面「至誠院徳山関叟勇義清居士/至心院節山貞妙大姉」。