村松玄庵(むらまつげんあん)    文化12年1月24日〜明治27年10月17日(1815-1894)

    沼田藩の御典医。名、玄庵。号、保齡。父、沼田藩士村松俊哲。江戸出身。沼田藩主土岐頼之、頼知に仕える。子に博愛の産医として高く評価されている村松志保子がいる。養子に維新後福岡県令となった村松文三(1828-1884)がいるが、先立たれ家督は長女志保子が継いだ。二女春子は、八杉利雄に嫁ぐが早死にする。80歳。妻和歌子は、中村官兵衛の長女。

墓は、乙2号4側。当該ブロック南端。正面「村松玄庵墓」。左隣りは、志保子の墓、さらに左に和歌子「長寿院仁徳う妙和大姉」の墓がある。