谷中・桜木・上野公園裏路地ツアー　渋沢秀雄

渋沢秀雄(しぶさわひでお)　　　　明治25年10月5日～昭和59年2月15日(1893-1984)

　　　　随筆家・実業家。父、渋沢栄一(四男)。東京出身。俳号、渋亭(しふてい)。東京大学仏法科卒業。大正6年(1917)4月13日竹田政智の娘こと子と結婚。大正8年(1919)田園都市株式会社取締役となり、田園都市調査のため世界一周。田園都市作りに尽力。田園調布の放射状の道路は、渋沢秀雄がパリで見た凱旋門を参考に設計に取り入れたと言われている。同社が目黒蒲田電鉄に吸収合併された後は、昭和13年(1938-1947)東京宝塚劇場会長、東宝取締役会長などを務める。この間宝塚歌劇団を率いてアメリカ興業を実施。また、多くの企業の取締役や監査役を務める。戦後は、随筆活動に専念。91歳。著書：｢父渋沢栄一｣、｢明治は遠く｣、｢らくがき帖｣、｢熱帯の旅｣、｢無風帯｣など多数。長男の渋沢一雄／渋沢和男は、画家。

墓は、谷中霊園　乙11号2側。正面「渋沢秀雄／室　こと子　墓」。「随心院仙遊秀頴大居士」。実際は、六男であるが、一般的にはゼロ歳で死んだ子を含めずに数えるため四男としているようだ。