谷中・桜木・上野公園裏路地ツアー　白根専一

白根専一(しらねせんいち)　　　　嘉永2年12月22日～明治31年6月14日(1850-1898）

　　　　第2次伊藤博文内閣逓信大臣･愛媛県知事(明治21年～明治22年)･男爵。長門国(山口県)萩市出身。父、長州藩士白根多助(のち、埼玉県令)。藩校明倫館、のち慶応義塾に学ぶ。明治5年(1872)司法省に入り、内務省に移り木更津県権知事･秋田県権知事に赴任。内務省の庶務局長･大書記官･愛媛県知事などを経て明治23年(1890)第1次山県有朋内閣内務次官となる。明治24年(1891)暴力的選挙介入事件を起こし辞任。のち、宮中顧問官。明治28年(1895)第2次伊藤博文内閣逓信大臣。明治29年(1896)第2次松方正義内閣逓信大臣。明治30年(1897)貴族院議員。病により没した。51歳。長州閥の実力者であったが、病のため政治家として大成しなかった。

墓は、天王寺墓地。朝倉文夫墓前通路沿い。正面｢従二位勲二等男爵白根専一之墓｣。｢李雪軒皎潔忠大居士｣。