杉山叙(すぎやまのぶ)    弘化3年12月8日〜明治29年11月28日(1846-1896)

    丸亀税務管理局長。通称、兼次郎。父、松本藩士杉山叙主(次男)。長野県出身。藩費にて江戸遊学。昌平校入学。大橋訥庵(1816-1862)に師事。その後松本藩に出仕し、税務方となり、明治5年(1872)伊藤祐敬らと租税寮13等出仕。明治7年(1874)租税権中属。明治10年(1877)地租改正事務局11等出仕。翌年、10等出仕。明治14年(1881)大蔵3等属、租税局勤務。明治17年(1884)静岡県収税長。明治19年(1886)正七位。を歴任。その間、明治20年大蔵省の「所得税原案」を審議するため全国の収税長会議が開催され、杉山叙は静岡県から上京し参画している。明治21年(1888)奏任4等下。明治29年司税官、租税局1等属。文官普通試験委員、高等官。杉山四五郎(1870-1928)は、養嗣子。従五位勲五等瑞宝章。51歳。

墓は、谷中霊園乙10号10側。杉山四五郎墓と同域。正面「従五位勲五等杉山叙之墓」。杉山叙主墓もある。