鼓包武(つづみかねたけ) 弘化2年〜大正3年9月20日(1845-1914)
陸軍少将。父、島根県令佐藤信寛(二男)。島根県出身。萩藩士鼓氏を継ぐ。はじめ文を岡本栖雲に学び、剣を北側万蔵に学ぶ。のち山口騎兵塾で大村益次郎の教育を受ける。その後、山田顕義に私淑する。ドイツ参謀官メッケルの指導を受ける。明治18年(1885)陸軍局に騎兵局が置かれると、その局長となる。明治25年(1892)病気を理由に退官。日清戦争時留守第6師団参謀長・陸軍省軍馬補充部長。従四位勲三等。69歳。父、佐藤信寛の曾孫(兄信彦の孫)には元首相岸信介・佐藤栄作兄弟がいる。岸信介の孫に安倍晋三元首相がいる。妻は、玉乃世履の娘フミ(1855-1932)。
墓は、天王寺墓地。ぎんなん横丁に面する。裏側は、小出英尚墓域に接する。正面「翠松院殿徳雄智威大居士/忍徳院殿寂幢善柔大姉」。