山田慎(やまだしん)     嘉永5年〜大正6年3月3日(1852-1917)

    実業家・岩代硫黄会社創立。名、慎。号、雲涯。福井出身。朝鮮において釜山・元山・仁川等に貿易と雑貨業を開く。のち渡島・尻打村に600町歩の米国式農場を開く。明治19年(1886)釧路に硫黄山を経営。明治37年(1904)福島県沼尻の硫黄山を経営。明治45年(1912)大倉組と共同で岩代硫黄会社を設立。北海道で銀行創立・定期航路開設・開墾・牧畜・採硫事業を経営。マッチ軸木輸出などを行う。

墓は、寛永寺谷中墓地。保々誠次郎墓の隣り。塩谷時敏撰の略歴が彫られた墓碑が建つ。正面「山田慎之墓」。