穂積郷子(ほずみさとこ)　　　　　元治元年〜明治14年8月17日(1864-1881)

　　　　穂積陳重の弟の穂積八束の妻。父、宇和島藩士西園寺公成(長女)。18歳。

※　父公成の墓碑は、後妻の琴子と合祀であるが、娘の郷子が合祀されずに、別に西園寺墓域内にあるということは、先妻の娘だと考えられる。なお、八束の妻としては、早世したため、八束は後妻(浅野財閥創始浅野総一郎の長女まつ)と再婚した。八束の墓は、駒込泰宗寺にある。

墓は、谷中霊園　乙8号11側。穂積重樹墓から同じ並びの約１０ｍ離れた西園寺家の墓域内にある。正面「穂積八束妻郷子之墓」。「真光院翆巖智黛大姉」。西園寺公成の4女(童女)の墓もある。郷子の母と思われる墓碑が一つある。正面「一乗院法徳日米大姉」、左面「俗名上野米子」、右面「明治三十一年一月六日没」。