真如院(しんにょいん)     創建: 寛永3年(1626)

場所: 台東区上野公園15-17
アクセス: JR鴬谷駅南口下車。上野公園方面に行き、突き当りを左に曲がり、直ぐ右に私道に入り右側。

     寛永寺真如院。天台宗。本尊:阿弥陀如来木像。紀伊国藩主徳川頼宣の創建。このために比叡山雙嚴院より転任した権僧正豪俔の開基。はじめ浄名院の西南に在った。その後天保14年(1843)版の古地図には、当時の寛永寺本堂の東側(現、科学博物館辺り)にある。上野戦争で焼失し、明治5年(1872)に再建。明治10年(1877)の下谷区(台東区)の資料には、上野桜木町40番地(浄名院の隣り)が所在地となっていて、明治29年(1896)版の古地図にもその場所に在る。創建時と同じ場所に戻ったとも考えられる。大正3年(1914)上野桜木町9番地(養寿院の裏辺り)に移転。昭和9年(1934)版の古地図にもその場所に在る。紀伊徳川家の寄付で復興。昭和20年戦火で焼失。昭和24年(1949)現在地に移転。平成元年(1989)に復興完了。

※ 北白川宮能久親王建立(明治15年)銘のある、 地蔵様の石仏一体が文化財史跡となっている。また、元禄年間の銘のある、 庚申様の石仏(高さ1m 50 p) 一体も文化財史跡。

※ 墓地は、離れたところにある。谷中霊園乙8号2側前の養寿院墓地に入り、階段を下りて左に行き右側。

下記のお墓がある。

上野戦争時の寛永寺執当職覚王院義観
民団中央本部副団長金昶輝(キムヨンジュ)