安立寺(あんりゅうじ)    創建:寛永7年(1630)

場所: 台東区谷中5-3-17
アクセス: 千代田線千駄木駅下車、団子坂下交差点を渡り東に三崎坂を上る。約450mの左側の石六石材店のところを左に入り、約100m、左側。

    常観山。日蓮宗。京都の本法寺(開山日親)を本山とし、寛永7年(1630)にに本法寺十六世鶴林院日養上人によって創建され、当寺は、茶道江戸千家初代宗主川上不白の菩提寺である。不白は、安永7年(1778)に、数年前の江戸大火にて半焼した惣門を建立寄進。現在安立寺本堂正面に掲げられる扁額「常親山」は不白の筆跡で当時は総門に掲げてあった。「常親山」は下総中山の法華経寺開山「日常」と本法寺の「日親」から一字ずつとったもの。 天明元年(1781)には既にあった開山日親堂を修理し、さらに日親堂の後方に三畳の草庵茶室「不白堂」を建た。茶室は現在ないが不白堂の中の仏壇に納められていた木彫は、現在本堂内の脇に安置されている。



下記の方々のお墓がある。

江戸千家初代宗主川上不白、陸軍中将佐野延勝、日本画家下村観山、和蘭外科医宮地要三