江木松四郎(えぎまつしろう) 安政3年11月17日〜明治33年5月15日1(1856-1900)
写真家。広島県出身。父、江木鰐水(五男)。明治10年父と共に東京に出る。明治13年(1880)に京橋区山城町(銀座6丁目)に江木写真店を弟江木保男と開設。松四郎はアメリカにて、保男はオランダで写真術を習う。帰国後明治17年(1884)神田区(千代田区)淡路町に写真店を開設した。明治24年京橋区丸屋町(銀座8丁目に6階建ての塔を持つ店を開設。45歳。兄に、江木高遠がいる。江木保男の先妻江木蝶子との子に江木定男がいるが、定男の妻の江木ませ子は、鏑木清方の代表作「築地明石町」のモデル。江木保男の後妻は、江木ませ子の実の姉関場悦子。
墓は、谷中霊園 甲1号12側。正面「江木氏累世之墓」。