関ませ子(せきませこ)/江木ませ子(えぎませこ)    明治19年7月2日〜昭和18年5月14日(1886-1943)

    鏑木清方の代表作「築地明石町」のモデル。父、大審院判事関新平。母、和気子。実姉の悦子(旧姓関場)の再婚相手の江木保男の先妻蝶子との子江木定男と結婚した。江木保男の父は、江木鍔水。ませ子の異母(父、関新平の妾藤谷花子)の姉に江木栄子がいる。

江木保男(えぎやすお)     安政3年5月〜明治31年7月2日(1856-1898)

     明治期の写真家。幼名、鶴之進。父、江木鰐水。備後国(広島)出身。明治8年(1723)司法省に入るが、のち商業に転じ、貿易商を営む。のち、東京京橋に写真館を開業。43歳。

墓は、谷中霊園 乙7号10側。隣りに「江木蝶子」墓がある。また、「江木保男」と「江木悦子」の名は、鉄格子のある納骨墓に見られる。因みに、江木定男は、明治19年9月9日生〜大正11年6月20日歿。江木悦子の先夫関場不二彦墓は、甲4号3側にある。