岡南洋(おかなんよう)/岡亨(おかとおる)    寛政11年4?月1日〜明治17年2月2日(1799-1884)

    医家。幼名、籐三郎。字、健男。号、南洋・烏有斎・大雉。通称、忠兵衛。伊予国大州(愛媛)出身。服部文布・山田東海に学び和漢学を修める。のち、長州侍医能美玄順・ニーマンに医学を学ぶ。さらに長崎にて蘭学を修める。佐藤泰然と共に江戸に開業。奥医師林洞海(林研海の父)・三宅艮斎と兄弟の義を結ぶ。伊東玄朴の妻の妹と結婚。水戸藩藩医・幕府医官10年勤めたのち隠居し、詩歌風月に過ごす。86歳。

墓は、谷中霊園 乙6号1側。正面「謙享院垂翁義裕居士」。