菊池武寛(きくちたけひろ)/佐野屋治右衛門・14代     安政3年〜明治28年10月29日(1856-1896)

    明治前期の豪商。初名、勇蔵。号、仲栗。父、菊池教中(二男)。菊池長四郎の弟。大橋淡雅の孫。本家を継ぎ、14代佐野屋治右衛門となる。姉(妹?)の久子は、夫初代永之助とともに「「質さのや」を創業する。この「質さのや」を継いだのが、大橋陶庵の4男菊池正|(脩軒)。病没、40歳。

※ 「質さのや」:明治35年(1902)には東京市内における大質屋の番付で第9位にランクされた。

墓は、天龍院墓地(谷中4-4-33)。伊東玄朴墓裏。正面「善楽院?亭仲栗居士」。